真皮に届く化粧水を選ぼう

化粧品は真皮層に届かないってホント?

化粧品はネット通販、ドラッグストア、スーパーの化粧品コーナーなどで、誰もが気軽に手に入れることができます。
これは、化粧品が医薬部外品だからです。
もし医薬品であれば、専門医師による診断のもと、処方されなければなりません。
医薬部外品の特徴は、極論から言うと、死にいたるような副作用がない商品となります。
肌体質によっては、化粧品を使うことによって肌トラブルを起こす人がいますが、それが重大な病気に発展することはありませんね。
誰もが安心して使うことができるのですが、副作用の心配がないということは、『誰もが使っても問題ない程度の効果』と言い換えることもできます。

 

肌問題を解決するのは角質層と真皮層

肌のシワやシミが改善するのは、肌表面を一枚めくったところに存在する『角質層』と呼ばれる層です。
セラミドと呼ばれるスポンジが水分や美容成分を吸収して、角質層を満たすことによって、肌トラブルは改善することができます。
しかし、これは一時的の対策にしか過ぎません。
シワは肌細胞の老化や乾燥が原因で、シミはメラニンの色素沈着が原因です。
肌の弾力、キメなどはコラーゲンやヒアルロン酸の減少によるものですね。
肌細胞やコラーゲンといった若い肌を保つ働きがある場所は、角質層よりさらに奥の『真皮層』と呼ばれるエリアとなります。
しかし、この真皮に影響を与える商品というのは、なかなか出回っていないのが現状です。
なぜなら、原則、真皮に作用を及ぼすのは医薬品の役割であり、医薬部外品の化粧品では違法になってしまう恐れがあるからです。

 

化粧品は真皮に到達しない?

では、当然浮かぶ疑問が、「化粧品はいくら使っても肌細胞を回復したりすることはないのか」、「化粧品は真皮まで浸透することはないのか」というものですね。
答えはNOです。
ここで大切になってくるのが、製造メーカーの浸透技術です。
当サイトでも口をすっぱくして解説していますね。
各メーカーは、現在真皮まで美容成分が溶け込む化粧品を揃って開発しています。日本では資生堂とメナードが先駆けています。
確かに真皮に影響を及ぼす商品は現在のところ違法となる可能性がありますが、しかし、ここで考えていただきたいのは、「では、真皮に影響を及ぼしているかどうかはどうやって分かるか」ということです。
また、既存の化粧品がまったく真皮に作用しないということもありません。
表向きは角質層を健やかにすると宣伝していても、その成分が一部真皮層まで浸透することだってありますし、おそらく、その可能性の方が高いと言えるでしょう。
「角質層の奥深く」、「真皮層に作用する」といった宣伝がされている場合は、その化粧品の浸透技術を調べてみましょう。