保湿をしていればニキビも作らない
体質や肌環境によっては、ニキビができやすい人もいますね。
10代の思春期ニキビとは異なり、大人ニキビはなかなか治らず、また、一度治ってもすぐに再発してしまうのが厄介です。
ニキビができる原因は幾つか考えられますが、共通して言えることは、「保湿が大切」ということです。
「でも、保湿をしていたら、ニキビが余計に増えた」という方もいらっしゃいます。
これは、保湿の仕方が間違っているのです。
ニキビ対策は保湿の方法が重要
基礎化粧品を使うことによって、返ってニキビが発生してしまう人がいます。
この原因は、「油分が多い」ことが考えられます。
油分が多く含まれているのは、美容液、乳液、クリームの3つです。
ニキビの原因となるアクネ菌は、皮脂を媒介に増殖します。
ですので乳液などに含まれている成分が、返ってアクネ菌の餌になってしまうことがあるようです。
これを聞くと、「じゃあ今日から美容液や乳液はしないことにする」と考えがちですが、それもよくありません。
なぜなら、正しい保湿をすれば、肌環境が整い、健やかな肌に成長しますので、それがニキビ対策にもなるからです。
ここで重要なポイントは、「正しい保湿を心がける」こと。
肌が乾燥しているからといって、油分を多く含む化粧品ばかり使っていると、『必要以上の過剰な保湿』になります。
これがニキビの原因に繋がります。
化粧品を変えてみる
例えば美容液をクリーム状のものから、水溶液のものに変えてみたり、乳液とクリームの量を少なくしてみたりしてください。
適切な量の美容成分を肌に浸透させ、適切な水分、油量を肌が維持できれば、乾燥肌にも脂性肌にもなりません。
アクネ菌が増殖する材料を作らないことが大切なポイントです。
もし、美容液や乳液の使用をやめてしまうと、肌環境が悪くなって、肌質の劣化を招くことになります。
また、乳液を使わなければ、表皮を保護する膜が失われますので、紫外線やチリ、埃といった外部要因が原因となって、アクネ菌が繁殖してしまう可能性があります。
上記の方法でもニキビが治らなければ、今度は化粧水を変えてみてはいかがでしょうか。
化粧水が肌に合わない場合、保湿や保水効果が半減します。
後の美容液も浸透しづらくなるので、いつまでたっても肌は調子を取り戻すことができません。
肌反応を実感できる場合もありますが、目に見えない場合もあります。
ニキビがいつまでたっても治らない方は、さまざまな角度から化粧品を疑ってみましょう。
洗顔も大切なポイント
もともとアクネ菌が棲み付いてしまう原因は、肌が衛生的ではないことが理由です。
化粧をしたあとは、しっかりとクレンジングでメイクを落とし、洗顔料で肌を綺麗にし、毛穴に詰まった汚れや皮脂を洗い落とすことが大切です。
特にファンデーション含むメイクアップ化粧品というのは、化学薬品が多く使われているので、安物のクレンジングや洗顔料ではなかなか洗い落とせないことがあります。
また、洗顔料には石油系界面活性剤が含まれていて、これが洗浄効果を高めるのですが、効果が強力な分、肌を傷めてしまいます。
肌を綺麗にしすぎるあまり、必要な皮脂までも奪い去ってしまうと、肌が防衛本能を働かせて皮脂を過剰分泌します。
これは脂性肌と勘違いされがちですが、本質は皮脂がなくなったことによる乾燥肌が原因です。
ニキビは悪化すると、シミや跡になって残ってしまいます。
場合によっては一生ものの傷を背負うことにもなりますので、ニキビを発見した段階で迅速かつ適切なスキンケアをしましょう。