メイクのメリットデメリット

メイクアップ化粧は解決には至らず、むしろ逆効果

日本人女性の多くは、外出する前は入念にメイクアップをすることでしょう。
中には化粧だけで小一時間かける女性もいるのではないでしょうか。
普段の自分よりも、より美しく見られたいと思うのは女性なら自然の心理。
しかし、メイクアップだけに意識が偏っている人も見受けられます。
メイクアップには美しく着飾ることができるという魅力が備わっていますが、メリットがあればデメリットもあるように、これには重大な欠点もあることは承知しておいてください

 

メイクアップの魅力

基礎化粧品でメイクアップの下地を作ったあとに行うのがメイクアップと呼ばれる化粧法です。
ファンデーション、パウダー、コンシーラーなどを駆使して、自分の顔を引き立たせることができます。
日本人女性の多くは顔の凹凸が薄いため、メイクアップをして目や鼻、口、頬にメリハリをつけます。
メイクアップ一つで別人に生まれ変わることもできますので、異性の視線を感じるようになる学生の頃から毎日行っている女性も多いでしょう。

 

また、メイクアップ化粧の魅力はそれだけではなく、紫外線対策にもなります。
メイクアップ化粧品には紫外線を遮断する成分が含まれていることが多いので、これらを駆使すれば、無用なシミに悩まされることも減ることでしょう。

 

メイクアップは社会人の常識?

「化粧は女性の身だしなみ。社会人の常識だろ!」
こんな台詞はいまではセクハラの対象になりますね。
デリカシーがない言葉ですが、そう考えている男性はやはりいます。
顧客やお客と折衝をする機会が多い職種に就いているのであれば、「顔を売る」という意味ではある意味正解でもあります。
男性も同じように、「髭を綺麗に剃れ」、「髪を短くしろと」と、先輩上司から口をすっぱくして言われるものです。
社会人なりたての女性であれば、まだメイクアップに慣れていないこともあるでしょうが、ファンデーション程度はしておくのが、後々の上司の評価にも繋がるでしょう。

 

メイクアップの欠点

自分の容姿をより美しくしてくれる大切な化粧がメイクアップですが、一方こんな欠点もあります。

 

肌へのダメージが増大

メイクアップ化粧品には多量の石油系成分が含まれています。
この成分が紫外線を遮断してくれたり、化粧糊をよくしてくれるのですが、素肌にはいいことは一つもありません。
石油系成分というのは、何よりも落としにくいデメリットがあります。
帰宅後は真っ先にクレンジングで化粧を落とすでしょうが、多くの方に化粧残しが見られます。
一見きちんと洗い落としたように見えても、目に見えないミクロのサイズで肌に付着しているものです。
それを知らずに就寝してしまうと、肌に負担がかかるばかりか、細菌の増殖にも発展します。
確実にメイクを洗い落とすためには、値段の高いクレンジングが必要となります。
しかし、これも洗浄力が強力な分、肌に負担がかかります。
クレンジングで綺麗に洗い落としたあとというのは、往々にして必要な皮脂まで除去してしまっています。
それが乾燥肌を招いたり、また、逆に皮脂が過剰分泌を起こして脂性肌を招いたりする原因にもなります。

 

本当の自分の姿とのギャップに苦しむ

メイクアップ化粧を効果的に使うことができれば、おそらくすっぴんの自分とはまるで違う顔へと変わるでしょう。
能面だった顔も目鼻立ちがくっきりします。
また、ニキビに悩んでいる女性も、メイク一つで隠すことができます。
しかし、化粧を落とした後、鏡で見る自分はどうでしょうか……。
すっぴんの自分こそが本当の自分の顔なのです。
メイクはあくまでもその場だけ綺麗に見繕う手段にしか過ぎません。
ニキビにおいても同様です。ニキビはメイクでいくらでも隠すことができます。
しかし、実際ニキビが消えることはありません。
このように、メイクアップは肌問題を解決してくれることは決してありませんので、メイクの効果に頼り切るのではなく、その裏でしっかりとスキンケアをすることが重要と言えます。