ヒアルロン酸と保湿

水分補給の『ヒアルロン酸』。保湿をしてこそ効果がでる

化粧水、美容液、乳液、どの化粧品にも決まって含まれている成分が『ヒアルロン酸』です。
ヒアルロン酸は分子が大きいことから、美容整形ではシリコンの代わりに肌に注入してシワやほうれい線を目立たなくする成分として活躍しています。
もともと体内で生成されている成分なので、拒否反応を起こさず、また時間が経つと自然分解を起こすことも魅力の一つです。
そのヒアルロン酸は基礎化粧品に含有させることによって、肌の保湿効果を発揮することができます。

 

真皮の構造を理解

美肌を構成する多くの肌細胞が存在する真皮層。
ヒアルロン酸はそこで保湿効果を発揮しています。
真皮には主にはコラーゲンやエラスチン、繊維芽細胞などで構成されています。
コラーゲンはご存知の通り肌の弾力を支える重要な美肌成分。
そのコラーゲンがしっかりと働けるようにサポートしているのがエラスチン。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを絶えず生成している工場の役割があるのが繊維芽細胞。
そして、これらを住みやすくしている成分がヒアルロン酸となります。
栄養たっぷりの魚介類や、光合成を起こして酸素を作ってくれる海草も、海水がなければ生きてはいけませんね。
その海水の役目を担っているのがヒアルロン酸なので、なくてはならない成分であることが分かります。

 

ヒアルロン酸は加齢とともに減少

しかし、このヒアルロン酸は年齢を重ねるとともに減少していきます。
赤ちゃんの肌はヒアルロン酸がたっぷりとあるので、弾力に富んだキメ細かい肌です。
しかし、このヒアルロン酸も20代後半から序々に減っていき、40代になると赤ちゃんの4分の1程度まで減少します。

 

ヒアルロン酸が含まれている化粧品を選ぶさいは、ヒアルロン酸が肌奥まで浸透する確かな技術が立証されている商品を購入してください。
ヒアルロン酸は冒頭でもご説明しましたが、分子が大きいので肌の奥まで浸透しずらい欠点があります。
ですので、肌奥まで浸透させるためには、相応の技術が必要になります。