複数化粧品を使用する是非

複数の化粧品を使ってもいいの?

当サイトでは、なるべく同一メーカーの同一ブランドのライン使いを推奨しています。
その理由は、メーカーはラインで使うことを想定して開発している場合が多く、ライン使いによって、効果が美容成分の効果が倍増されることもあるからです。
では、別の考え方をしたとき、「複数の美容液を同時に使ってもいいの?」という素朴な疑問が浮かびます。

 

同じ種類の化粧品は原則禁止

A美容液を使ったあとに、B美容液を使う。
「この美容液はビタミンCが含まれていて、こっちの美容液はコラーゲンが含まれている。両方欲しいから両刀使いしています」
すでにこのような方法を取り入れている人もいるのではないでしょうか。
果たして、この方法は正しいのでしょうか。
結論から言うと、あまりおすすめはできません。

 

美容液や乳液、クリームを二種類以上使うと、最後に使った美容効果の成分が肌に浸透せず、意味をなさなくなるケースがあります。
その原因は、これらの化粧品には油分が含まれているからです。
油分は角質層の細胞を繋ぐ役目と、表皮に薄い膜を貼って、保護する働きがあります。
ですので、実際美容効果が十分発揮できるのは、最初に使った化粧品だけと言えるでしょう。
また、二種類以上使うと、油成分が多すぎるので、ニキビや肌アレルギーの元になってしまうことも考えられます。

 

両刀使いをしてもいい化粧品

まず覚えておいて欲しいのは、他メーカーの美容液や乳液などを同時に使うことは、メーカーからすると想定外だということです。
両刀使いをしたときに得られる美容効果は、化粧品の種類によっても異なるでしょうし、その都度専門家が肌をチェックしなければ誰にも分からないと言えます。

 

しかし、どうしても二つの商品を同時に使いたいという方は、以下の化粧品がおすすめとなります。

 

水溶性とクリーム性の美容液

美容液の中には、水分量が油分より多く含まれている水溶性の美容液がありますね。
一方油分が多い美容液は、乳液、クリームの役割も果たしたりします。
この二つであれば、同時に使用しても美容効果が相殺されることが少ないと考えられます。
使う順番としては、水溶性美容液が最初です。

 

効果の異なる化粧品

例えば、上記で例に例えたような、ビタミンCが含まれている美容液とコラーゲンが含まれている美容液。
この二つを同時に使うことはおすすめしません。
なぜなら、両者の美容液は成分の違いはあれど、肌に求める美容効果というのは共通しているからです。

 

では、コラーゲンが含まれている美容液と、トラネキサム酸が成分に含まれている美容液はどうでしょうか。
前者は主に肌細胞を活発化させ、角質層を保湿し、肌表面に弾力とハリをつくる美容効果が望めます。
対して後者はメラニンの生成を抑制する美容効果で、こちらは『美白成分』となります。
肌に透明感を取り戻し、シミを作らない効果が望めます。

 

このように、肌に求める効果が異なる二つの美容液であれば、使い続けることによって、双方の美容効果が期待できるかもしれません。
しかし、先にも説明したように、本来一度に使う美容液は一種類が原則です。
最悪双方の美容液の美肌効果が相殺されてしまう可能性もあるかもしれませんし、それは誰にも分かりません。
二つ以上の同タイプの化粧品を使う方は、以上のことは覚えておいてください。